また、『シン・ゴジラ』かよ!!
いい加減にしろ!!
お前は馬鹿か!!
と、このブログにお越しの方々は、お思いでしょう。
はい、私は馬鹿です。
「中二病」です。
今朝、私はとうとうFacebookに投稿した。
映画を4回見ても、考えても答えがわからない『シン・ゴジラ』に関する疑問のうちのひとつについて投稿してみた。
まず、「疑問1」は、牧悟郎博士のことだ。
彼は、「私は好きにした。君たちも好きにしろ」という謎の言葉をノートに残して、東京湾に浮かぶプレジャー・ボートから忽然と消えた。
牧博士は、いったい何をしたのか?
何を好きにしたのか?
なんで、牧博士が入水自殺したらしい東京湾に、ゴジラ第一形態が出現したのか?
元城南大学統合生物学教授の牧悟郎博士は、東京湾にゴジラ出現の数年前から、アメリカにおいて、ゴジラ研究を薦めていた。
その情報をアメリカ当局は掴んでいた。
ゴジラが日本に上陸する前から、その危険をアメリカ政府は知っていた。
情報独占は、支配の手段だよね
ところが、牧博士は、アメリカから日本に帰国した。
自分の研究データの一部をアメリカの研究所のデータから抹消して。
アメリカの研究所に残されていたデータの表を、アメリカ大統領特使カヨコ・アン・パターソンは、「巨災対」のメンバーに開示する。
「巨災対」つーのは、官邸内に設置された「巨大不明生物特設災害対策本部」のことですね~~
その解析表を見せられても、「巨災対」を構成するエリート集団にも、何が何だかサッパリわからない。
しかし、牧博士は、なんで紙媒体の表を遺したのだろうか??
デジタルデータではなく・・・
牧博士は、東京湾から消える前に、「折り紙の鶴」を残していた・・・
学会の異端児である「国立城北大学大学院生物圏科学研究科准教授」の間(はざま)は、折り紙にヒントを得る。
牧博士の遺した解析表は、元素を変換する細胞膜の分子構造図という仮説を立てる。
ゴジラは、体内で核分裂をして、熱核エネルギーを生み出す。
と、同時に、そのエネルギーを栄養物として変換する器官を内包している。
「熱核エネルギー変換生体器官を内蔵する混合栄養生物」がゴジラなのだ。
だから、ゴジラはなんも食べないでも平気なわけ。
放射能なんかも無化して栄養にしちゃう。
いいなあ。
ついでに、空気中の窒素や水素なんかも、体内で栄養素に変換できちゃう。
こういう栄養の摂取法なら、排泄物もないよなあ。
そういえば、ゴジラの糞って、どのゴジラ映画にも出てこなかったなあ。
それはさておき、こんなゴジラのシステムが解明できれば、人類は「食うこと」から解放されるねえ~~♫
生きて呼吸して水飲んでれば、体内で栄養素に変わるんだからさあ。
排泄からも解放されるぞ、ならば。
しかしだ!
そんな人知を超える完全生物ならば、矢口蘭堂をリーダーとする「巨災対」が目論む、「ゴジラの血液凝固剤」も効果がないかもしれない。
血液凝固剤も栄養素に変換されてしまうかもしれない!!
血液を凝固させて、ゴジラの活動を停止させるというのが、「巨災対」の矢口プランの肝だから。
ところが、スーパーコンピューターを駆使して、ついに、わかった!!
牧博士の解析表は、細胞膜の活動を抑制する極限環境微生物の分子構造だとわかった!!
ということは、この極限環境微生物を血液凝固剤に投与すれば、血液凝固剤は栄養素に還元されず、ゴジラの血液はめでたく凝固するはずだ。
ということで、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」に結実する。
ここまでは、わかるよ。
よく、わからないなりに、わかるよ。
ほんとは、よくわからんのだけれども、わかったような気になるよ。
牧博士の「偉業」もわかる。
しかしだ!!
やっぱり、ほんとうにわからないことが残る。
冒頭に記した私の疑問を繰り返す。
牧博士は、いったい何をしたのか?
何を好きにしたのか?
なんで、牧博士が入水自殺したらしい東京湾に、ゴジラ第一形態が出現したのか?
最初のふたつの疑問への答えは出た(かもしれない)。
しかし、なんで牧博士が消えた東京湾にゴジラは出現したのか??
この疑問について、Facebook友だちの「まろ様」は、「牧博士が自分にその研究成果を注入して、自身がゴジラになった」説を教えてくださった。
「まろ様」は、私の大学の後輩のご主人である。漫画家でもあらせられる。
と同時に、一種の「マッド・サイエンティスト」でもあらせられる。
同じくFacebook友だちの「甲斐さん」は、以下のご意見を書いてくださった。
「牧博士がプレジャー・ボートから何かを持って海に入り、何らかの方法でゴジラを発生させたのは間違いがない。放射能被爆で死んだとされている牧博士の妻とか、ゴジラが上陸する理由とかに関する説明不足は、これは故意のものであって、おそらく、それは続編への伏線である」と。
「甲斐さん」は、音楽家であらせられる。
さらに、もうひとりのFacebook友だちの「時田さん」は、「まろ様」と同じく、「ゴジラ=牧博士」説を採用し、妻を被爆で殺された復讐で、ゴジラ=牧博士は日本に上陸したのではないかと推測なさっていた。
「時田さん」は、心理学者であらせられる。
は??
牧博士の亡き奥さんは、どこで被爆したの??
牧博士の奥さんならば、戦後生まれだよね。
年齢的に、広島や長崎ではないよね。
まさか「第五福竜丸」に乗船していたわけではなかろう。
ということは、やはり、東北大震災の福島東電原子力発電所でか?
ということは、原子力発電所勤務の研究者かなんかだったのか??
それを日本政府が隠蔽して、牧博士の妻の死は闇に葬られたのか?
発電所近辺の地域で、一般住民で被爆で亡くなった人というのは、聞いたことないしなあ。
まあ、存在しているかもしれないけれども、事実や真実というものは、庶民は知らされないものよ。
ということで、本日も私の頭の中は、『シン・ゴジラ』に抱く疑問でいっぱいなんである。
台所で、夏の野菜を切り刻みながら、ゴジラについて考える2016年の8月である。