本日は、2017年5月14日日曜日である。
24日の講演会の準備もしていない。
Facebook友だちの方が、以下のようなポスターを作ってくださったのに。
この方は、最終講義の時のポスターも作成してくださった。
デザイン力あるなあ……
ありがとうございます〜〜
でも、すでにして逃げたくなってきた。
5月9日に聴講させていただいた三重大学工学部大学院開講科目渡邊明先生ご担当「生産管理論特論1」第5回ご講義の覚え書きも作成していない。
明後日は、第6回目のご講義だよ〜〜〜
先日に行ったトヨタ産業技術記念館のショップで購入した、この本も読んでいないよお〜〜〜
いろいろ他に読みたいものばっかりなんよね〜〜
この本、すっごく面白い。
お薦めである!!
ところで、「誰が考えてもおかしなことが、なにゆえ実行されたのだろうか?」と思わせられるような事件が歴史上ある。
たとえば、昭和に入ってからの旧陸軍の中国侵略。
満州だけでいいのに。兵站も確保できないのに、何をわざわざ、南下したんじゃ。
陸軍の暴走を止めることができなかった?
いや、本気で止めようと思えばできたはずだ。
陸軍への予算を執行しなければいいんだからね。給与差し止め。
責任者全員処分処刑。
やろうと思えばできたはず。
たとえば、アメリカ政府に出すべき宣戦布告書を、真珠湾攻撃が終わってから出したワシントンD.C.日本大使館。
ちょうど週末で、大使館のタイピストが休暇中だった?
日本から送られた暗号の解読してから、タイピングに慣れていない外交官がタイプしたので、時間がかかってしまった?
馬鹿言ってちゃいけないって。
手書きでいいから、サッサと提出すればいいんだ。
誰かの送別会パーティやってたから、暗号が送られてきているのに気がつかなかった?
アホか。ハルノートも突きつけられていた非常時だったんだぞ。
たとえば、真珠湾攻撃の時に空母を撃沈させておかなかったのはなぜか?
たとえば、戦局が有利なうちに休戦なり交渉できたはずなのに、なぜしなかったのか?
たとえば、戦艦大和は、なぜ一度もフルに機能しないまま海に沈められるはめになったのか?
たとえば、敗戦確実で国民は塗炭の苦しみで限界なのに、いつまでたっても戦争を終わらせなかった日本政府。
まあ、無条件降伏なんか要求する連合軍が、あからさまに人種差別的で理不尽には違いなかった。
しかし、敗戦の事態を想定して戦争は始めるものだ。無条件降伏という最悪の事態まで予想し、その対処を考えておいて、戦争を始めるのが常識だ。
降伏したら、天皇が処刑されるかもしれなかったし、国体の存続が危ぶまれたから?
天皇が戦犯として処刑されても、退位させられても、遺伝子のスペアは用意されているのだから、国体を継続できる可能性はあった。
神武天皇以来の男系遺伝子の持ち主であれば天皇になれる。
秩父宮様は戦死なさっていたが、三笠宮様も高松宮様もご健在であった。
あの戦争は、奇妙なことが多過ぎる。
あの敗戦について、日本軍という組織の問題から分析した名著もある。
学徒動員で徴兵され、フィリピンのレイテ戦を生き残った山本七平氏が書いた帝国陸軍を内部から見つめた名評論もある。
まあ、それらを読むと、日本という国は、大きな戦略性もヴィジョンもなく、欧米の包囲網にあって、行き当たりばったりでなし崩し的に戦争に突入していったということになってる。
日本人は近代戦に向かない思考回路の人間が多いのだ、ということになってる。
日本軍の参謀本部は、失敗することが証明されてきた作戦パターンを性懲りもなく繰り返した、ということになっている。
まあ、それは自分が勤めて雇用されていた組織を思い出せば、納得できることである。
が、しかし、だ。
それにしても変だ。
国家間の戦争と、あってもなくても構わないような類の、失敗しようが成功しようが大差のない類の日本の大学の運営とは訳がちがう。
その国が生んだ最高のエリートたちと、その辺の大学の教員を同じに考えてはいけない。
となると……
どうも、太平洋戦争というのは、最初から、ほんとうには勝つ気がなく、ボコボコに負けるつもりで始めて、負けるべくして負けた戦争に思えてしかたない。
それくらいに奇妙だ。
意図的に思えるぐらいに愚劣だ。
だから、海軍の上層部がアメリカと通じていて、そいつらが日本を売ったのだという説も出てくる。
しかし、何のためにエリート中のエリートである職業軍人のトップが売国したのか?
米内光政や山本五十六がアメリカに留学中にフリーメイソンになったから?
フリーメイソンリーなんて成功者の親睦団体じゃないか。
それに入会して、なんで売国なんだ。
米内光政が巨額の借金を抱えていたので、カネに目が眩んだから?
巨額の借金程度で国を売るのか。
同胞何百万人を殺してまで。
個人の借金なんて、巨額と言ってもたかが知れているのではないか?
不思議がいっぱい、日本の近代史。
たとえば、以下のような説明だと、説得力ありますかねえ?
落合莞爾史観的には、以下のようになるんだよね。
日本を国際社会に参入させるべく、日本の鎖国体制を破るため、まずペリー提督が江戸湾に行って開国させた。
その前から、かつて半島から長州に渡り、住み着いた人々を祖先とする「長州卒族」を何とかする必要があった。
なんとなれば、大陸や半島の動乱から逃げて日本の長州に亡命政権を打ち立てたい勢力と、彼ら「長州卒族」が合体して、日本の国体を脅かす危険があったから。
ほんとに、リアルに、その危険はあった。
その危険をはらむ「長州卒族」を、相応の職位で日本中にばらけさせ骨抜きにするために、大掛かりな政体改変が必要であった。
明治維新は、皇室も徳川幕府も薩長も互いに納得した上での大芝居の八百長であった。
簡単に政体を変えることはできないし、大政奉還に至るまでには、いろいろ仕掛けを必要とした。
官軍による無意味な虐殺でしかなかった会津戦争や奥州征伐は、八百長維新にリアリティを与えるための打ち上げ花火だった。
そのかわりに、明治になってから、西南の役だの萩の乱だのの薩長側の下級武士の反乱が仕組まれ、官軍に殺された旧幕臣と同じ数くらいの薩長側の不満分子が処分された。
これでバランスをとったわけ。
ところが、世界の大勢と足並み揃えて行くはずだった日本において、山縣有朋以来、次第に軍部の力が増してきた。
それで、軍部を、特に陸軍を消滅させる必要が生じた。
まともな政治的努力で軍を消滅させることなどできない。
それで、日本政府を動かす奥の国体勢力は、陸軍が暴走するように故意に仕向けた。
手に負えるはずのない戦争を始めさせた。
その戦争を無意味に残虐に長引かせた。
沖縄の人口が3分の1に減るまで。原子爆弾が日本に2度も炸裂するに至るまで。
それで、やっと降伏できた。
猛威を極めた日本軍は消えた。満州を諦めた。国民の軍への思い入れも消えた。
日本を、戦争なんか、もう2度とできない国にしておいたほうが日本の将来のためになる。
欧米は植民地を諦めた。人種差別を表向きはできなくなった。
このことについては、欧米や日本やアジアの真の指導者たちは知っていた。
第二次世界大戦も太平洋戦争も八百長であった。
帝国主義を終わらせるために。
覇権国家による支配ではなく、白人支配ではない、協調しあう共存する多極的な世界を構築するために。
さて、1945年から72年が経過した。
第二次世界大戦という巨大なる八百長戦争までして、できた現代は、またも危機にさらされている。
一神教イエズス会共産主義勢力の手先の軍産複合体と、異質の共存をめざす勢力との本格的闘いは、これから。
習近平さんは、中国を平和な大国にするために、共産党と人民解放軍を無力化しなければならない。
その時に、日本の陸軍潰しの事例が参考になるかもね……
故意に暴走させておいて、別の国に叩きのめさせ消滅させるとか……
トランプさんとプーチンさんは、ロシアの天然ガスを開発して、中東に依存しないですむエネルギー政策を進めたい。
トランプさんの敵は国内の軍産金融メディア官界学界複合体だ。
なんとか軍縮はしないといけない。中東なんかにカネ使ってられるか、アメリカ人の若者たちが外地で殺されるのは、もうかなわない。
そうはさせじとイスラエル。
トランプさんの娘婿クシュナーさんを操って、アメリカを中東に関与させようとする。
トランプさんにしてみれば、イスラエルの手先の娘婿のクシュナーさんは側近として手元に置いておいたほうがいい。
監視できるし、敵方の動きも予測できる。
一見仲睦まじく見えるからといって、仲がいいとは限らんよ。
一見仲が悪そうに見えるからといって、仲が悪いとは限らんよ。
プーチンさんとスティーヴン・バノンさんは、疎遠になっていると見せて、ほんとは信頼しあっているかもしれない。
ほんとうに怖い敵とは仲良くするでしょ。
互いに実力を知っている強者同士は、ぶつからない。
金持ち喧嘩せず。
喧嘩というのは、どうでもいい相手としかできんよ。
イスラエルの敵はイラン。
イランに武器や核情報を提供しているのは北朝鮮。
北朝鮮の背後にいるのは旧ソ連の技術者たちで、その背後にいるのはプーチンさん。
北朝鮮は、隠れたるタックスヘイブンなんで、欧米は簡単に手を出せない。
欧米の政府を動かす超富裕層や無国籍企業の資産は、北朝鮮にプールされているんだから。
イスラエルも手が出ない北朝鮮。
大韓民国の南朝鮮は、実質的には外資に支配された財閥が支配する経済特区。租界。政体はかろうじてあるけれども、国体がない。
北朝鮮は、しっかり国体が保持されている。
いずれ統一されて、「高麗民主連邦」になったら、北朝鮮がメインの国体に、南朝鮮という外資が跋扈する経済特区がくっついているという国家になる。
北朝鮮を、そのように巧妙に動かしているのは、あの三代目だろうか。金一族だろうか。
いやいや、ベテランの頭脳明晰な奴が隠れているに違いない。
北朝鮮という国家は、大きくみれば何のためにあるのか?
あの小国で世界を相手に大芝居ができるリソースは何か?
そもそも、北朝鮮は日本陸軍中野学校出身の畑中理(はたなか・おさむ)によって建国されたという説もある。
金正日は、実は金日成の息子ではなく、畑中理の息子という説もある。
http://ameblo.jp/kyasutaka1/entry-11469717712.html
実は、北朝鮮は、将来の大東亜共栄圏形成のために畑中によって作られ、日本がソ連や中国や韓国に直接対しないように、日本にとっての緩衝地帯になっているという説がある。
もしくは、北朝鮮の地には、ものすごい天然資源が開発されずにあるという説もある。
特に、羅津(らじん)あたりね……
プーチンさんと習近平さんとトランプさんは、北朝鮮の秘密を知っている。
金正恩さんも、あんなヘアスタイルしているけれど、冷静で頭脳明晰。
みんな大人でお芝居してる。
などなど、落合莞爾史観は面白いです。
想像力が猛烈に豊かだ。
ところで、プーチンさんの敵はNATOというより、やっぱりドイツ第四帝国ですかね。
プーチンさんと習近平さんとトランプさんの3人は、「新ヤルタ会談」みたいなことするつもりらしいよ。
副島隆彦氏の近著にそう書いてあった。
このご著書は、ほんと面白いですよ。
洞察がすごい……
どういう頭をしているのか……
前の「ヤルタ会談」の敵は、ドイツとイタリアと日本の枢軸国だった。
今度の敵は、何だろうかと副島氏は答えを保留しておられる。
今度の敵は、軍産金融官界学界メディア複合体かな。
人類を超特権層と奴隷に分断して、永遠にタックスヘイブンに資産を積み上げたい人々と、その走狗かな。
世界を一元化したい一神教イエズス会共産主義勢力かな。
それとも、トランプさんが、軍産金融官界学界メディア複合体に取り込まれてしまうかな。
かわりにペンス副大統領が実質的に仕切るのかな。
まあ、ともかく、これからの世界が進むために、北朝鮮は大きな役割を果たすのだろう。
一見、世界の孤児に見えて、実はメイン・プレイヤー。
かつての日本がそうであったように。
同時代のことは同時代人には見えない。
庶民の私には、グレート・ゲーム、大きく仕組まれる八百長試合の内実は見えない。
ただ、できることは、何が起きても冷静に眺めていることだな。
八百長 なんかに本気にカッカとならないことだな。
なんて、こーいうことは講演会では話しません。
かなあ……