[186] 海老蔵のお茶の飲み方

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本日は、2017年6月29日木曜日である。

2017年6月も明日で終わる。

ここずっと、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんと、亡くなった夫人の麻央さんのことが、Facebookでも話題になっていた。

このお二人のBlogが評判なんだそーだが、私は読んだことがない。

私は、わりと歌舞伎が好きなんではあるが、海老蔵さんの演技に感動したことは一度もない。すみません。

ただ非常に華のある俳優さんだなあとは思う。

海老蔵さんとこのお家の家系は、宮尾登美子さんの小説『きのね』にもなっているくらいに、光もあれば陰もある。

『きのね』は、かつて朝日新聞に連載されていて、私も愛読者だった。

非常に面白い小説であったし、歌舞伎の入門書にもなる小説だ。

おかげで、故12代目市川團十郎(1946-2013 : 海老蔵のお父さん)さんが、どう見ても「歌舞伎俳優の顔」ではなかった理由がわかった。

立派なお顔ではあるが、歌舞伎役者によくある顔ではない。


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『きのね』いいですよ!

ただし、主人公は11代目團十郎(1909-1965)さんと、その奥様です。

読むと、好き嫌い超えて、直系子孫の海老蔵さんには頑張っていただきたい!と思えます。

1994年のNHK大河ドラマ『花の乱』に出演していた「新之助」の頃の海老蔵さんは、普通の美少年だった。

『花の乱』は、珍しく応仁の乱を描いたドラマだった。日野富子が主人公だった。

三田佳子さんが日野富子を演じて、美しかった。

10代の頃には、海老蔵さんは、声の出し方、所作などの演技の型が、すでに綺麗に型通りに決まっていて、さすがに歌舞伎俳優の遺伝子であるなあ〜と思った。

ただ、私は、新之助さんには興味がなくて、日野富子の少女時代を演じた16歳頃の「松たか子」さんと、細川勝元を演じた「野村萬斎」さんのファンだった。

下の写真には、松たか子さんと当時28歳の野村萬斎さんが後方に写っておりますね〜〜〜

松たか子さん、容姿端麗で、声も涼やかでした。

萬斎さんは、とんでもない演技力を発揮しておりました。

私は、歴代大河ドラマの中でも視聴率最低であった『花の乱』を熱心に視聴していたのだよ。

NHK大河ドラマは、「平清盛」といい、視聴率が低い方が作品の質はいいのだよん。

ほんとだよん。

若くして亡くなった夫人については、ああいう清純な優等生タイプの人は、今の医療にも疑いを持たずに病院の言う通りにしてしまったのかなあ……もったいないことであるなあ……と思った。

で、こんなことをFacebookに投稿していたら、例の「舌はがし」啓蒙活動のリーダーであるところの「七星スパルタ鍼灸院」( http://nanahoshi89.wixsite.com/nanahoshi-hp )院長の平井幸祐氏が、次のようなコメントを書いてくださった。

「海老蔵はお茶の飲み方が綺麗で、育ちの良さを感じました」と。

これは、お茶を飲む動作が綺麗だという意味ではない。

海老蔵さんは、ペットボトルで飲む時も、少しづつ飲む。一度に飲み込める量だけ口に含む。それから、舌を使って嚥下(エンゲ)する。つまり、飲み込む。

どっかのスポーツ選手みたいに、ゴクゴクゴクゴクと飲んで むせるみたいな、そんな飲み方はしない。

子どもがペットボトルから水を飲むと、「一度に飲み込める量だけ口に含んで、舌を使って飲み込む=嚥下する」ことを教えられていないので、ペットボトルから大量に口に入れて、それが飲み込めずに、口に入った中身をペットボトルに戻したりする。

だから、子どものペットボトルの中には食べ物カスが浮いている……

きったね〜〜

そーいう躾をしてもらえなかったガキのような汚い飲み方は、海老蔵さんは決してしないということなんである。

平井幸祐氏は、「舌はがし」や口腔内の健康が全身の健康と強く結びついていることを独自の観察と洞察で語ってきた方である。

そこから、食べ方、噛み方、飲み方、立ち方、歩き方、寝方、について提言してきた方である。

赤ちゃんが母乳を適切に飲める姿勢を赤ちゃんがとれるような抱き方を、若いママたちに教える活動もしておられる。

平井氏の言うことは天才すぎて、凡才の私には理解できない。この方は、本に知見や洞察を書き残しもしない。

まるでヘーゲルだ。ヘーゲルの本を、ヘーゲルは書いてない。弟子の講義ノートしか残っていない。

ただ、ともかく、食べ方や飲み方のマナーについて平井氏は言っているのではない。

ということは、私でもわかる。

身体の造りから見て、身体が適切に機能するという観点から見て、適切な食べ方、噛み方、飲み方がある。

それを実践すれば、健康に良く、醜くはなく、他人にも不快感を与えず、自然にマナーにかなう。

こういうことを平井氏は指摘しておられるのだ、

きちんと1番奥の奥歯で噛めるように食べるとすると、口の中にいっぱい食べ物を放り込めない。

人間の咀嚼は、1番奥の奥歯で噛む。

リスじゃないんだからさ、前歯で噛まない。

でも、だいたいの人は、1番奥の奥歯では噛まずに、手前の歯で噛んでいるそーだ。

まあ、すべての歯をフルに使って噛もうとすれば、大量の食べ物を口に放り込めるかもしれない。

でも、そんなことできるのかな?

今度、自分で実験してみるか。

1番奥の奥歯で、下顎を真下に動かして咀嚼しようとすれば、口の中に入れる食べ物の量は少なくなる。

そうすれば、落ち着いて食べることができる。

嚥下に苦労することもない。

自然に食べ方は綺麗になる。

この動画は前にも、このBlogで紹介したけれど、何度でもご視聴ください。

この食べ方、飲み方、咀嚼の仕方が、全身の健康と深く結びついているのだ。

なるほど。

なるほど。

私は、テレビの料理番組は見るのが好きだが、グルメ番組は見るのが好きではない。

作っている場面は勉強になる。

でも、食べている場面は、見ていて時に辛いものがある。

登場して食べるタレントさんや俳優さんたちの食べ方に、見てはいけないものを見た気がする。

自分のことも振り返ると、きっと私もろくでもない食べ方をしているだろう、ものすごくみっともないだろう……と、ヒヤッとする。

64歳になっても、ヒヤッとする。

ジャニーズ系のタレントは、食べている場面は公開されないほうがいいよ。

ああ、小さい頃から「越後獅子」で働いてきたからなあ……かわいそうに……と私なんか、ついつい思ってしまう。

総じて、「宝塚歌劇」出身の女優さんたちの食べ方は綺麗だ。

さすがだ。

ものの食べ方や飲み方には、普段の習慣が出る。

まあ、つまり「育ち」が出る。

そこが辛い。

食べているところは、排泄と同じく、他人に見せたくはない姿だ。

食べ方ひとつで、100年の恋も醒めるだろう。

私の教師時代に担当したゼミ生には、ひとりも「犬食い」するような学生はいなかった。

それは嬉しいことだった。

「犬食い」とは、食べ物を口に持っていくのではなく、自分の口や首が食べ物に近寄っていく食べ方だ。

でも、学生食堂に行くと、犬食いをしている学生は多い。

学生どころか、教職員でも犬食いしている例は皆無ではない。

かつて、会食の時に、カトリックの修道女とか、国立大学の教員が、皿を持って、皿に口をつけて、皿に残った食べ物を口に運んでいる姿を見たことがあった。

難民のガキか。

食べ方のマナー本はいくらでも出版されている。

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魚はひっくり返して身を食べちゃいけないとか、

箸はウロチョロさせたりしちゃいけないとか、

箸を口の中に入れて汚していいのは、箸の先端3センチまでとか、

懐石料理の食べ方はこうとか、フレンチはこうだし、イタリアンはこうだし、お寿司の食べ方はこうだし、ジンギスカンはこうだし、すき焼きはこうだし……

最近の食事マナー本は、至れりつくせりだ。

でも、どこのマナー本にも、以下のことは書いてないね。

以下のことが要点中の要点なのにね。

食べる時は、1番奥の奥歯で噛める程度の量を口に入れること。

1番奥の奥歯で5回ぐらいずつ左右の奥歯を使って咀嚼すること。

舌を使って嚥下すること。

飲む時は、一度に飲み込める量だけ、口に入れること。

ガボガボグビグビと大量に水分を口に入れないこと。

アホなテレビのビールや清涼飲料水のコマーシャルの真似をしないこと。

むせるに決まってるわ。

あのね、1番奥の奥歯で噛んで食べるようになると、食べ物の味もよくわかります。

唾液もよく出ます。

食べる満足感って、噛む充実なんかな。

満足感があるので、過食はしないですみます。

30回も噛まなくていいです。

右の奥歯で5…6回。左の奥歯で5…6回。

硬いものは噛んじゃいけません。

ところで、海老蔵さんが奥様が亡くなられたあとにした記者会見の写真がネットにも出回っていたけれど、そのときの海老蔵さんの顔つきが、昔の『花の乱』当時の新之助さんの顔つきと同じだった。

いろいろ「色悪」イメージ、不良イメージの海老蔵さんであるが、心の奥の奥には、あの普通の素直な美少年の新之助さんがいるのだなあ……と、私は思った。

ところで、某神道系霊能者によりますと、歌舞伎界に不幸が多いのは、荼枳尼(ダキニ)天の稲荷信仰をしているからだってね。

願をかけると、見返りになんか奪ってしまうのが、お稲荷さんだ。

お願いしちゃいけないんだよね。

銀座の歌舞伎座のお社(ヤシロ)は、お稲荷さん系なの?

まずいよ、それは。

伊勢神宮系にシフトしなさいよ。

歌舞伎が衰退するのは、困るよ。

今は、歌舞伎界を牽引するカリスマ性のある大スターがいない。

そんなスターを産むためにも、神社を変えてください。

日本の俳優は、やはり歌舞伎役者であり能役者なんだから!

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