本日は2018年1月10日水曜日である。
唐突になんですが、私が深夜ひそかにiPadを弄ってYouTubeで、女性アイドルグループの動画を視聴するようになったのは、2013年秋からであった。
股関節だかなんか知らないが、右脚が不調になり、走ることはおろか、サッサと歩けず、立ち上がるのにも難儀するようになったのは、2012年秋からだった。
でも、いよいよ杖がないと歩けない〜〜状態になったのは、2013年秋からだったので。
プチ身体障害者でも、元気に踊っている動画を見れば、心が弾む。
自分が自由自在に身体を動かしているような気がする。
ダンスを視聴しているときは、自分の脳内では踊っているんだろう。
脳が踊ってるなら、実感として体感として踊っているんだ。
virtual danceだ。
AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」が流行し始めた頃だったんじゃないかなあ。
KポップのKARAも、少女時代も好きだった。
なかでも乃木坂46の「制服のマネキン」は大好きで、くりかえし視聴した。
乃木坂46は、インフルエンザみたいな曲で、2017年の日本レコード大賞を取ったけれど、ほんとうは、「命は美しい」で受賞すべきだった。
乃木坂46が、メチャメチャに可愛かったのは、「バレッタ」の時だ。
以上の彼女たちの曲は、そのビデオをiTunesで購入して、炊事や断捨離してるときに流している。
綺麗な女の子たちはいい。
国の宝だ。
歌舞伎役者の爺さんより国宝だ。
国宝が集団で踊ってるのは見るだけで、ありがたい。
不思議なことに、男性アイドルグループには関心がなかった。
今もない。
もっと綺麗な子たちを用意できないの?
で、今は、去年の大晦日の「紅白歌合戦」で知った欅坂46が大好きだ。
やっと出たよ、伝説となりうる女性アイドルグループが。
欅坂46は、今までの女性アイドルグループの中でも出色だ。
突出してる。
なんでかというと、欅坂46の歌の歌詞は、歌うのにエネルギーがすごい必要だから。
有名振付師のTAKAHIROの指導するハードなダンスでなければ、あの詩の世界は表現できない。
みな、抵抗の歌だもの。
こんな世の中に飼いならされ、踏み潰されてたまるか!って歌ばかりだもの。
せっかく生まれたのに、なんでこんな鬱屈した日々を送らねばならないか!って歌ばかりだもの。
この社会ってバッカみたいだな!!下劣な人間ばっかりだな!って歌が多いもの。
欅坂46の歌は、初期の歌は、どっちでもいいようなラブソングもある。
そーいう類の歌は歌うのにエネルギーが要らない。
恋とか愛とか、そんなものは老人でも歌える。
でも、抵抗の歌や自分の主体性を取り戻そうともがく歌は、ボケっと歌えない。
歌詞が表現する痛みや怒りや激しい悲哀を、歌う人間が理解し共有していないと歌えない。
高校生ぐらいの女の子が胸の奥に抱えている鬱屈というのは、すごいものがある。
元気が良くて、感受性が鋭くて、正直な女の子ほど、社会や大人への怒りは大きい。
そういう社会の中に組み込まれていくしかない自分の人生に希望が見出せない。
あの年頃の女の子は、すっごく孤独だ。
すっごくイライラしてる。
生理になると痛いしさ。
高校の授業はつまらんしさ。
高校の正門の近くには、露出狂のバカが汚いもの晒して立っているしさあ。
金属バットでぶっ叩いてタルタルステーキにしたろか、ほんま。
痴漢はいるし、月曜日の朝にはスカート切られるし。
美しいものが欲しいのに、環境の中にはない。
汚いものばっかりだ。
日本って、街も建物もカッコ悪い。
自分もカッコ悪い。
ニキビはできるし、ヘアスタイルはきまらんし、うっかりしてヘアカーラー1つしたまんま通学しちゃうしさ。
「スネ毛剃ったほうがいいよ」って同級生から言われるしさ。
「鼻毛は抜いたほうがいいよ」って言われるしさ。
リンスしてるのに、「リンスしたほうがいいよ」って言われるしさ。
受験勉強があるから、気がまぎれるようなもんだ。
ほんと。
欅坂46の曲を聴いていると、私は自分の少女時代の鬱屈を思い出す。
あの頃のハングリーな気持ちを思い出す。
ああいう類の歌詞の歌を毎度歌って踊るのは、大変だ。
しんどいぞ。
しょうもないラブソングを10曲踊るエネルギーが、ガールズ・プロテスタント・ソング1曲で消えるぞ。
そういえば、欅坂46のメンバーたちは、ブスはいるはずないが、はっきり言って美少女が少ない。
ほとんどいない。
美少女らしき子はいても、ただの綺麗な女の子じゃない。
目つきが不穏だ。
気の強そうな女の子ばかりだ。
目が、ムカッと燃えている。
そこも、よろしい!!
ところで、今日のブログで書きたいことは、欅坂46のことじゃないんよ。
私は、女性アイドルグループの彼女たちを尊敬してるんよ。
すっごく立派だ。
あれほど尊敬に値する女性たちは、めったにいない。
あれだけのパフォーマンスをするための努力。練習量。
一糸乱れずチームワークで踊る努力。
自分はセンターに一度もなれなくても、いつも後列で隅っこでも手を抜かずに踊りきる責任感。
カメラに一瞬しか写してもらえなくとも、全身全霊で踊る!!
私ならばさあ、センターになれないなら、やだもんねえ。
ぶっちゃけて言えば、そりゃそうよ。
そのあたり、この子たちはすごいなああ……と感心するばかりだ。
それから、ファンへのサービス。
どんなキモい男の子とも、握手会で笑顔で握手しないといけないでしょう。
汗でベタベタしてる手を握ってさあ。
口臭のする男の子に対しても、優しい温かい微笑を浮かべて。
仕事とはいえ、そうそう容易にできることじゃないよ、ほんと。
それから、その他人を食わせることができる甲斐性の大きさ!
彼女たちのパフォーマンスによって、多くのオッサンたちが稼ぐことができる。
彼女たちは、それらの業界のオッサンたちと、その家族を食わせている。
オッサンたちが、どんなに努力して練習してダンスしても、誰もそんなもん見たくない。
オッサンたちは、美しく若い女の子たちに依存するしか、稼げない。
まあ、「越後獅子」みたいなもんだというご意見もありましょーが、いいではないですか、これが分業。労働最適化。
それと、何よりも、もうすぐ65歳になる高齢オバハンの心をも慰める、その健気な美しさ!!
私は彼女たちに感謝している。
私は彼女たちを尊敬している。
やっぱ、彼女たちは女神だ。
無私に徹して、他人に多く与えることで、自分を活かす女神だ。
天照大神の分魂だ。
国会で居眠りすることしかしていない国会議員より、はるかに日本に貢献している。
日本のGNP増大に貢献している。
日本人の心の健康に貢献している。
ありがとうございます、私の女神たち!!