本日は2023年12月30日土曜日です。
いよいよ、2023年も終わりに近づいてきましたね。
明後日は2024年元旦ですよおおおおおお!
冬至過ぎた朝の光は、透明感の中に温かみもわずかにあり、いいですね。

私は、ドタバタと忙しいような、へばって寝てるような。
でも年賀状も出した。
お節料理代わりの大量のおでんの食材も確保。
あとは、実家の墓参と、産土の川原神社への御礼まいり。
熱田神宮へのお礼参りは先週にした。

去年の、『ニーチェのふんどし』の締切が元旦の朝という状態の苦しさに比較したら、もう天国の2023年の年末だ。
しかし、いろいろ報道されるなあ。
子ども相手の性犯罪だったので、邪煮頭は許せなかったけどさあ。
吉本興業の芸人の性加害はどうでもいいや。
彼らとつきあいたがる女性たちって、成人でしょ?ガキじゃないでしょ?
女性の人権を考えるような女性なら、金は持ってるがメンタルは底辺のTV芸人たちの周囲をウロチョロしないでしょ?
8年も経過して、やっとわかったの?馬鹿なの?
というか、吉本興業攻撃していいという状況になったんだろうなあ。
邪煮頭も吉本興業も、故安倍晋三系清和会系の芸能プロ。
宝塚歌劇は知らんけど。
安倍晋三氏が首相のときに、吉本新喜劇の舞台に突如現れて、観客びっくりの動画を見たことある(今はその動画は消えてる)。
舞台でSPが鋭い目で観客席をチェックしてはりました。
忙しいはずの首相が、何やってたの?
邪煮頭喜多川の葬式の時は、言葉を寄せていたし。
なんで? 暇だったの?
キッシンジャー極秘来日の時のご接待要員として、邪煮頭に男の子のデリバリーを依頼したので、恩義を感じたの?
清和会はCIA右派の子分。
CIAにも、右派と左派があるんよ。
今の状況は、CIA左派が徹底的に清和会系保守右派日本民族系を潰しにかかってるって感じかな。
これは一見、年功序列男尊女卑の日本保守の黄昏に見える。
日本の「オッサン威張る文化」の終焉に見える。
そんなもん終焉していいです。
でも、残念ながら、これは国連&世界経済フォーラムThe Great Reset推進派&アメリカ民主党の極左勢力の日本占領なんよ。
もっとグローバルに威張るオッサン&オバサン軍団がいるんよ。
宏池会なんて官僚系の財務省系で、特捜と同じく、アメリカ民主党の子分。
次は、日本はひたすら増税、軍備増強で、中国にぶつけられる。
だから、私たちは煽動されないようにする。
集団狂気に与しないようにする。
集団で騒ぎ狂うのは、トシちゃんのコンサートやディナーショーだけでいいです。
あからさまに抵抗してもしかたないです。
しらああああと面従腹背がいいです。
一層に息苦しい監視社会になるからね。
全体主義的ホワイト社会になるからね。
異論や少数派の意見は認めない傾向はますます大きくなるからね。
まあ、洗脳され切って久しい大人や、若い子は騙されやすいので、彼らや彼女たちには何を言っても無駄。
人口の9割以上は、メディアが伝えることを疑わない。
そういう人々は、メディアが伝えないことは存在しないしデマだと思う。
そういう人々に、まともな言葉は通じない。
「日本人が産む富の多くは、宗主国のアメリカに貢がされる。米国債を買わされ、その米国債の売却はできない。財務省はその手先。増税されて税収がいくら増えても日本国民には還元されない」ってことを、いまだに知らない日本人がいるのに驚くよ。
日本のことは日本政府が決めていない。
もちろん日本国民が決めているわけではない。
これはどのメディアも報道しない日本の大前提だ。
そんな常識さえない人って、もう知らんわ。低能過ぎる。どんなに辛い現実でも、見なきゃダメだ!
そういう人々は、事実と報道の区別がつかない。事実と教えられたことの区別がつかない。
自分は騙されていたと死んでも気がつかない。
もしくは、自分の責任は棚に上げて、他責的になる。
正確に言えば、騙されていたんじゃなくてさあ、視野が狭くて、短気で臆病で、ちょっと俯瞰して見るとか、自分の恐怖や不安を突き離して眺めるということをしなかっただけ。
こういうことも、若い頃からの練習だからね。
急に覚醒してできるってもんじゃないのよ。
待ってれば、いつかいい時代が来るってもんでもないしね。
人間の世は、ろくでもないのよ。
しかたないのよ。
ちょっとはマシな時代になるだけ。
ちょっとはマシが蓄積されていけば、いい時代が出現するかもしれない。
それでも、人間の愚劣さが消えるってことはない。
とりあえず、わけのわからん人々と付き合わずにすんで、水洗トイレが使えて、お尻洗える装置があって、お尻拭いて水に溶ける紙があって、食べることができて、飲み水が清潔で、電気ガス水道機能して、雨風寒さ暑さ凌げる住居があって、本が読めれば、私はいいです。
まあ、少なくとも、これから10年はろくでもない時代だと思う。
でも、私はなんとか対処して生きていけると思ってる。
なぜならば、私にとっては生きていて楽な時なんてなかったので。
子供の頃から、違和感ばかり抱えて生きてきたんで。
世間や社会は住み難いが、なんとか死ぬまでは住み続けるしかないと思ってきたので、そういう月日が長かったので、なんとかこれからも対処できるだろうと思う。
2024年あたりから、ますますAI監視検閲がSNSだけでなく、個人ブログあたりにも適用される可能性もある。
だから、このBlogにも、一見どーでもいいことばかり書く可能性あります。
その時は、フジモリも加齢で脳萎縮が始まったかなって思わないでくださいね。
言外の意味を推量してね。
なんてね。
さて、2023年はまことに非生産的な隠居暮らしをしておりましたが、そういう年なりに収穫もありましたよ。
その大きなひとつが、太田愛という作家の作品を読めたこと。
あと2作品を読めば、今のところ出版されている太田愛氏の作品を読破したことになるけど、年内中には達成できなさそう。
まあ、読んでみてよ。
ミステリーを超えたミステリーだから。
骨太なスケール感のある構想力。
生き生きとした人物造形。
硬派な社会政治問題意識と知識、情報。
なのに情感豊か。
風景や情景描写の匂い立つような臨場感。
特に、子どもと母親を描くと、泣かせる。
それら全部を、魅力的な物語に入れ込む力量。
すごい。
私は、2001年にアイン・ランドの小説に出逢って、もうこれ以上の小説は私は会うことはないなと思い、小説を読むことは、ほとんどしなくなった。
体調が悪い時の娯楽として、たまに読むという感じだった。
ところが、今年の2023年は、久しぶりに随分と小説を読んだ。
長い小説を読んだ。
別世界にひたっていたかったから。
このBlogで言及しなかったものも多いのです。
体調が悪くて、神経を集中しないと読み通すことができない類の専門的研究書とか、あまり読めなかった。
でも、だからこそ、巡り合ったよ、太田愛氏の文学作品に。
小説はいろいろあれど、やっぱり社会や政治の仕組みを物語の形式で教えてくれるものは、読んで楽しく、勉強になる。
delight and teachね。楽しませて教えろ。
これは、19世紀はじめくらいの英国のコールリッジColeridgeっていう詩人が書いた文学の機能。
太田愛氏の作品は、まさしくそれ。
「犯罪者」(2012)→「幻夏」(2013)→「天上の葦」(2017)の順番で読むのが、物語世界の時系列的には正しいし、出版時系列でも正しい。
3人の男たちが主人公です。
この3人が決して「ヒーロー」じゃないんだけど、いいんだよね。
3人それぞれに辛い過去もあり。
この3人に再会したいから、太田愛氏のミステリー3部作を再読するっていう女性読者が多いんじゃないかな。
私は、修司も、鑓水も、相馬も好きです。
読み始めたら止まらない。
いい作品ってね、ミステリーでも、読者の心に何らかの火をつけるの。
元気にさせてくれるの。
そりゃフィクションだからさ、ご都合主義なところもある。
なんで、ここで助かる?って思うこともある。
でも物語だから。
煎じ詰めれば、みんな物語でしょ。
政治だって経済だって科学だって歴史だって虚構だ。フィクションだ。物語だ。
まず『犯罪者』から。
『犯罪者』(2012)は、東京都内の駅前で起きた通り魔殺人事件から始まる。
この事件の真相追及が、乳児にのみ出現した難病の原因追及と交差します。
大企業グループの傘下にある食品会社のベビーフード開発の責任者だった男は、ある日ヒヤッとする。
乳児たちの顔半分が溶けてしまうといった難病があちこちで発生したので。
メルトフェイス症候群。苦しむ子どもたちと家族。特に母親たち。
発生した時期と場所に、食品会社の男は心当たりがあった。新開発のベビーフードのサンプルを配布した場所でのみ、病気が発生している!
その新商品のベビーフードの宣伝も兼ねて、サンプルとして保育園に配布されたものに、中国は黒龍省での農園の管理不足で人体に危険な細菌が含まれた人参が使われていたことは、食品会社の研究員によって知らされていた。
だから、食品会社の男は、すぐにサンプル回収を幹部に進言していた。
しかし、幹部は、在庫のサンプルを廃棄処分すればいいと言い張り、配布されていたサンプルの回収はしなかった。多額の開発費と宣伝費をかけていたし。
そのベビーフードは厚生大臣のプッシュで、異例の速さで厚生省の認可を得ていた。その食品会社の会長と厚生大臣は政治献金を含めて、強い繋がりがあったし。
メルトフェイス症候群の原因が食品会社が配布したサンプルの人参に含まれていた細菌であり、食品会社幹部は危険性を承知していたのに放置したということがバレたらどうなるか?
その食品会社のベビーフードを異例の速さで認可した厚生大臣の政治家の進退にも関わる。
食品会社が廃棄したサンプルは、その処分をある産廃業者に委ねたのだが、その業者は、食品会社の社員から秘密裏にその経緯を聞いていた。
彼は、そのサンプルを廃棄することはしなかった。
それはなぜか?
これ以上は、ネタバレになるので書きません。
下手な私の紹介よりも、読む方がいいです。
時々、作者の洞察に満ちた言葉が登場人物の心の言葉として表出されるの。
それがまたいいです。
「運に恵まれない人間というのは、たいてい自分の気づいていないところで何か原因を作っているものだ。」
—『犯罪者【上下 合本版】 (角川文庫)』太田 愛著

他にも引用したい文章があるんですが、探すの大変。
なにしろ、これも上下900ページ以上の長編だから。
『幻夏』。
これは特に切なく哀しい物語だ。
少年たちの一夏の描写が素晴らしい。
こんな夏休み、私にもあったと錯覚させるような、みずみずしくも夢のような。
読みながら泣くよ、ほんと。
冤罪を生みやすい日本の警察組織と刑法体制と司法の傲慢怠慢。
冤罪が起こるはずだよ、日本では。
「日本の刑事訴訟法では、弁護側には捜査機関が保有する証拠の全面的な開示を求める権利が認められていない。つまり、捜査機関が集めた証拠のうち、どの証拠を開示するかは検察官が決めるんだ。だから、尾上サクの証言を裁判で証拠として使わなかったのはあくまで検察官の権限における判断であって、犯罪ではない」」
—『幻夏 (角川文庫)』太田 愛著
「まあ今のところ、日本の裁判の場においては、『十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ』という法格言は絵に描いた餅だ。捜査官は自分の筋読み通りの容疑者を逮捕しようと努力し、検察官は起訴した被告に関して有罪判決を勝ち取ろうと努力し、裁判官は事件の処理件数を上げようと努力する。その結果、たまたま冤罪が起こっても誰も責任を問われず、咎められない」」
—『幻夏 (角川文庫)』太田 愛著
こういう状態が警察で、検察で、裁判官ならば、とんでもない国だよ、日本って。

私は、3部作をKindleで読んだのですが、Value Booksのポイントで紙媒体の本も入手しました。
再読する時のために!
さて、最後に、関係のない話題を。
某神道系霊能者のブログによるとね、LGBT法案というのは、来るべき世界、地球人と宇宙人がつきあって行く未来に備えたものだっていうんです。
宇宙人は性別もなかったり、子どもを産むのが女性だけではなかったりする。
また生命の再生産のために性交は不要だったりする。
まさに性の多様性が宇宙のありよう。
地球人がそれに慣れておくための政策のひとつがLGBT法案なんだそうです。
腐った低能変態男に女子風呂や女子トイレに自由に入ることを許すとかいう問題は二の次らしい。
地球人の変態なんて存在のバグであり、当局が処分しようと思えば、こっそり処分できるしね。
ほんまかいな。
性の多様なありように慣れさせるなんて、SF小説を読み、SF映画を見慣れている私からすれば、そんな法案まで作って準備しないといけないものかと思う。
心の中は性別なんてないでしょ、すでに。
女装したいとか男装したいとか、それはすでに自由でしょ。
だけどさ、そもそも、なんでそんなに外見にこだわるのか?
性自認なんて、そんなにご大層なものなんだろうか。
トイレは生物学的に区分けされているところに行く。
浴場もそう(私自身は大浴場は行かない。不潔だ)。
社会の慣習に従っておくことなんて、簡単なことだ。
事をややこしくしなくたって、生きていけるのに。
心は自由だ!
という問題ではない?
みなさま、今年も本Blogをお読みくださりありがとうございます。
良いお年をお迎えください。
というか、ろくでもない年でも、楽しく生きましょう!
危機の時代において、一番安上がりで楽しくて安全なのは読書よ。
図書館に行こう。古書店に行こう。書店に行こう。蔵書をチェックしよう。宝物があるよ、きっと。
意外と、これからのうざい時代、みんな本を読み始めるかもね。
焚書坑儒だけは困るなあ。
そうなったら、自分で書くしかないか。で、自分で読んで面白がるの。
子どもの頃に自分が描いた漫画を読んでいたように。
重なる転居で捨ててしまったけどね。

これを読んで太田愛氏のことをネットで調べ、念のため昨夜録画した「相棒」傑作選の脚本家の名前を注意して見ていたら、「太田愛」となっていました。
今年もいろいろと教えてください。
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konta さま
コメントありがとうございます。2024年明けましておめでとうございます。
太田愛氏は、脚本家でもあるので、小説のシーンも目にみえるように描ける方ですね!
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このブログで太愛愛さんを知り、一昨日録画した「相棒」傑作選の脚本家名を注意して見ていたら、「太田愛」と出てきました。
今年もいろいろと教えてください。
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kontaさま
コメントありがとうございます。
私は、「相棒」って視聴したことがないのです。傑作選というのがあるのですね。一度見てみようかな。
本年もよろしくお願いいたします。
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老齢の身、操作をトチリ、最初のメールが消えてしまったので送り直したら、両方とも届いていたんですね。申し訳ありません(このメールも載せるかどうかはお任せします)。
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kontaさま
コメントありがとうございます。お気遣いなくお願いします。
なんか、太田愛さんが描く男性たちって、アイン・ランドが描く男性たちに似てるんです。特に「未明の砦」は、ランドの「水源」をどこか思わせます。
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