本日は2021年11月12日金曜日だ。
昨日から今日のお昼まで、ずっと寝てたです。
昨日の朝に両耳の下が膨らんで痛くなってきた。耳下腺炎というものらしい。
こういう状態は、桃山学院大学勤務時代にたびたびあった。疲れがたまると、こうなった。もしくは、顔が赤く腫れてアトピー状態になったものだった。
で、葛根湯とジキニンを飲んで、また寝床へ。どっちかにせいって。
寝ていて目が覚めるとトイレに行き、岡田斗司夫さんのYouTube動画を視聴し、寝落ちしてました。
また目が覚めると、岡田斗司夫さんの動画を視聴して、寝落ち。
たっぷり眠って、やっとサッパリしました。
岡田斗司夫さんと岡田さんのグループFREEexが発信する動画って面白いね。本の紹介や、アニメや映画の分析などが、ほんと本格的で面白い。
岡田斗司夫さんの「切り抜き動画」も人気がある。
面白い方だなあ!頭がいいなあ!と感心し、Wikipediaで経歴をチェックして、さらに感心。
ほんとに岡田さんは面白いね。今頃、何を言ってるんですかね。遅れすぎてるね。
岡田さんのご両親もおもろいね。岡田さんが大学生の頃に、お父さんが3階建ての実家を4階にして、そこが神殿みたいになってた。
お父さんがおっしゃるには、おかあさんが起こした「岡田刺繍」って会社が成功して利益があるものの、税金で取られるばかりだから、宗教法人だと、あんまり課税されないから、お母さんを教祖にして宗教法人にすることにしたというのだ。
爆笑。
なんちゅう発想でしょうか。
ほんとに税金は嫌だよな。汚いトイレの次に嫌いだよ、税金は。
で、岡田斗司夫さんは、ご自分のことを「リバータリアン」と以下の本でおっしゃっておられる。
お!すごい。
でも、凡百の自称リバータリアンみたいに、「自主独立した才能あり稼げる人間が偉い!」と言い張るみたいな中学生みたいな幼稚さはない。

ちゃんと、アイン・ランドの『肩をすくめるアトラス』の紹介もしておられるよ。
残念ながら、この動画は切り抜き動画なので、配信の全部は視聴できない。元のオリジナルの長い動画を視聴したいならば、岡田斗司夫さんとこのメンバーになるしかない。
でも、私は岡田さんのLiveのセミナーを聴きたいわけではない。チャットしたいわけではない。岡田さんに質問したいわけでもない。Off会に出るはずもない。ただ私は、今までの岡田さんの配信内容を全部チェックしたいだけだ。
で、「アーカイブ」見放題の「アーカイブ会員」になった。年額12,600円だ。月額だと2000円ちょっと。年会費なら半額になるね。
1ヶ月ではアーカイブを全部チェックできない。だから年会員になった。1年間もあれば、アーカイブを全部チェックできるだろう。
岡田さんは、さすがプロ(カネが取れるという意味)だから、書評動画もよどみなく、きちんと整理してポイントをついてくる。ブックレヴューという芸がある。
ユヴァル・ノア・ハラリの『ホモ・デウス』の書評とか、非常に面白かったですよ。自分が読んだことある本を他人がどう評価するのか確かめるのって、面白いじゃないですか。
あ〜〜そこに興味が行くのかああ!とか発見がある。同じ本でも人によって着眼点が違う。
岡田斗司夫さんと岡田さんのグループのFREEexは書籍も多く出版している。
で、これをまず読んでみた。Kindle unlimitedに登録すれば無料で読めます。私は無料で読んで、内容がいいので、書籍も購入した。

これ、良書です!
この本については、Facebook友だちのおひとりが、ご自分の書評動画で本日、紹介しておられた。
「読書中毒・あら還」さんのYouTube動画です。
「僕たちは就職しなくてもいいかもしれない」というタイトルから、ベイシック・インカムで最低限の暮らしが誰でも保証されるから、働かなくていいよ、っていう内容だと思ったら大間違いです。
そういう寄生虫発想をしてはいけない。ベイシックインカム期待なんて、国家に飼われた奴隷ペット根性だ。
この本は、2011年の動画配信で話されたことを、2014年に書籍化したものです。
すでに10年も前に岡田さんが話したことが、ぴったりと今の時代を予言している。
この本が書かれた時の企業の平均寿命は平均5年。
2021年の今なら、企業の平均寿命は3年かもしれない。1983年は30年だったのに。
今や非正規雇用は労働者の4割。この割合は、これからもっと増える。いずれは非正規雇用が8割ぐらいになるんじゃないかなあ。
でも、正社員になっても、安心できない。
サントリーみたいに45歳定年制を打ち出す企業も出てくる。
電通は、一定年齢後は、社員は「個人事業主」になってね、その個人事業主としての社員と契約すると言い出す。
副業を解禁する企業も多くなっている。
つまりは、「終身雇用」は無理ですから、給料も出せませんので、社員のみなさん、45歳くらいになったら個人事業主として、副業もして、自分で生きていく準備してね!ってことだ。
45歳というのは確かに分水嶺で、大学教員でも45歳は別れ道だ。このあたりで停滞して進化しなくなる人、どんどん業績を上げる人と。だから、45歳定年制は合理的かもしれない。

2020年からのコロナ騒ぎでバレてしまったように、オンラインでできることが結構多かった。
企業は社員を集めておくオフィスなど無用とわかった。社員食堂も無用。
仕事全体を統括して、仕事を部下に割り振りできる優秀なマネージャーと、方針と戦略を結成する経営者だけがいればいい。
末端の労働者は、具体的な仕事をすればいいのであって、その具体的な仕事ひとつひとつにつき、「出来高払い」の賃金を経営者は払えばいい。
つまり「傭兵」は必要でも「常備軍」は無用ってことになる。
「傭兵」時代って非正規雇用が普通のデフォルトになるってこと。
財閥系大企業で幹部として残れるコネと能力を持った人は正規雇用が継続されるだろう。それでも年度毎の契約制かもね。プロ野球選手みたいに。
地方公務員でも非正規では務まらない統括的仕事ができる人だけは正規雇用。だって、人口は減るばかりで、税収は減るからさあ、地方の公共サービスを維持しようと思ったら、地方公務員の人件費削るしかない。地方公務員は非正規雇用がデフォルトになるよ。
国家公務員キャリアは人材だからなあ、当分は大丈夫だと思う。
学校の先生?オンラインでの授業配信で授業そのものをする先生は少なくていい。生徒や学生の個別カウンセリングができる先生が求められる。
学校内集団暴行を見て見ぬふりする保身と怠惰だけの旭川市立北星中学の教頭や元校長みたいな教師は要らないでしょう。
ともかく、いろんな雇用の収縮はさらに進行する。
じゃあ、これからのこういう時代にどう生きるかってことが、この本のテーマ。
で、この本の趣旨を猛烈にシンプルに言うと、近未来の暫くの間は、カネなくても生きていけるようなるしかないってこと。消費で人生を満たす慣習はストップってこと。原価3万円もしないバッグを、有名ブランドだから45万円で買うなんてアホなことはしないってこと。
カネかけずに、何か得るためには、他人とうまくやって行く力が必要ってこと。つまり、「可愛げのあるいい人」やるしかないってこと。
何か他人のためにしてあげて、それで交換に何かを得るという生き方をするしかないってこと。
つまり、カネなくても生きて行くことができるためには「いい人戦略」が必要ってこと。
カネって便利よね。色の白いは七難隠すらしいけれども、カネがあるのも難を隠すよ。
嫌な奴だろうが、コミュニケーション障害だろうが、カネさえ出せば、生きていける。
すっごい性格の悪い不快な人間でも、カネを持っていれば、カネを稼ぐことができれば、カネ目当ての奥さんや愛人や取り巻きがいるもんよ。
だから、自分は魅力がなく人格は酷いという自覚がある人は、絶対にカネをいっぱい稼がねばいけません。
でないと、less than zeroです。
そのカネが稼げないなら、どうする?
たとえば、住居なら、実家に居座るとか、居候させてもらう。
東京でもシャワーはあってもバスルームはない古い部屋なら3万円代からあるけど、3万円も出すなら、居候させてもらうほうがいい。
追い出されたら、また居候先を探す。
可愛げのない人は居候させてもらえません。
食費は、農家の手伝いに行って、オカネとらずに作物を分けてもらう。
これも可愛げがないとダメ。
媚びるスキルじゃないよ。
ほんとの可愛げ。素朴で自然な誠実さや善意。
食費になるぐらいはアルバイトする。正社員にならなくていいから、「就職」しなくていいから、できることをして働く。
自分にできそうなことなら、なんだっていいんだから。
ほとんどの人間が非正規雇用の社会では、「あの子、感じいいし真面目だから、仕事を回すか」になる。
できれば、自分が好きなことして、それをささやかな額でいいから、カネに替える。
小商い(こあきない)をいっぱいする。
これだって、可愛げがないと買ってもらえない。


引きこもりでも、ニートでも、「可愛げがあるなら生きて行ける」と岡田氏は言う。
「愛されニート」になろうって。
なるほどなあ。
今まではカネさえ稼げば、性格が悪くても社会での居場所はあった。「消費者」としての。
でもカネ稼げないなら、社会での居場所ないよね。「消費者」としての居場所もない。
これからは、性格悪くて無能な人間のヒステリー犯罪が増えるんだろうなあ。
あ、もう、すでに増えているか。
無能性格悪いカネなしジジイが、スーパーマーケットでおとなしい奥さんやママに絡みハラスメントするってこと、これからもっと多くなるかも。
ま、あなたがどんな立場にせよ、ともかく、近未来に備えて、この本を読んでおくことをお勧めします。
私もさあ、定年(より1年早い)退職後は、最低限の生活はできる額の年金はあるけれども、見境なく買いまくる書籍代や、興味があるとすぐにクリックしてしまう通信情報代(国際問題分析動画配信サービス利用料とかさ)のためのオカネはない。
脚が悪いから公立図書館に借りに行く気はないんよ。マーカーでズタズタに線も引けないし。
農家の手伝いもできないよ。かえって邪魔になるよ。
だから「小商い」しないとあかんのよ。
大して売れない本を書いて出版するのも「小商い」よ。
なんか他に売れるものないかなあ。
私って、売りがないなあ….
ところで、一番日本で無用な人たちって、何もしない国会議員だよね。
選挙のときは、国会議員の「業績記録」をポスターに掲載せいって。
顔なんか、ついてりゃいいんだ。
動画取り上げて頂きありがとうございます。この本、興味深く、視点を広げさせられました。先生のご紹介される本は、そういうものが多く、手にとっております。 といいながらも、先生の著書が一番、面白く感じ入るところが多いです。
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しくむ様
コメントありがとうございます。いつも書評動画を拝見しております。今後とも、よろしくお願いいたします。
岡田斗司夫さんの書評動画は長いのですが、読書中毒・アラ還さんのレヴューはちょうどいい長さです。
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