[543] 11/14/2021 Always becoming

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本日は2021年11月14日日曜日です。

本日のBlogは短く雑談編です。

なんか、本日は空気も澄んで何やらいい感じの晩秋の日でした。

某新婚夫婦が日本を去ったので日本列島を覆っていた邪気が浄められたのでしょうか。

最近の私は、もっぱらコロナの後の世界の変化の中で、普通の庶民がどう生きるのかということに興味があるわけですが。

要するに、beingの時代は過ぎたってことだよね。

かつては、たとえば教師になりたいなら教員免許を取って、自治体の教員採用試験を受けて合格したら、どっかの学校に赴任したら、それで40年近く勤めあげれば、退職金が出て、年金生活。

こういうスタイルは終わった。

かつては、「なになにである」という状態beingであるなら、それが40年ぐらい継続できて、その対価もあった。

学校もネットで学ぶことができるなら、通学は要らないでしょ。

従来の学校は要らないでしょ。集団の対面授業って無用でしょ。

会社員といっても企業の平均寿命は5年とか3年になるわけで、「どこかの会社の社員である」という状態は継続しない。

何かの資格を取得しても、その資格が要求することはドンドン増えて行く。

もしくは、その資格の賞味期限が切れるのが早くなる。

常に常に変化して何かを目指すbecomingが、人生の常態になる。

簡単に言えば、ずっと勉強。ずっといつも勉強。

ただし、目指すゴールは明確じゃない。世の中の方向性が明確じゃないから。

個人としては、その都度にできることをやるだけ。稼げるなら、そちら行くだけ。

Training on the jobだ。

常にbecomingなんだよね。

やれることやって、少しでも前に進む。

起業するほどの才覚はなく、ビジネスセンスはなし。

ではあるけれども、私はbecomingの状態に慣れている。

私は正規雇用は短大の教員が初めてであったけれども、まずは地方の公立の短大の食物科と被服科の一般教育の英語教員になった。2年間。

次が名古屋市内の私立の女子大の短大部で、LL機器を使用しての英語担当プラス「アメリカ文学」の担当だった。8年間。

次が大阪府にある4年制の共学の私立大学で、「英米のエッセイ」担当で採用された。けれども、その桃山学院大学の文学部は、常にカリキュラムが改善(?)されるところで、新しい科目がどんどん導入された。

カリキュラムを改良して、新しい科目を設定するのはいいが、担当する人間がいないと、私が担当する羽目になった

一般教育の英語に加えて、「英米文学概論」に「英作文」に、「アメリカ文化論」に、「児童文学」に、人権意識を高めるための科目「世界の市民」に、交換留学生の外国人学生向けに英語で「日本のアニメ」について講義するとか、交換留学希望の日本人学生用の「TOEFL特訓」に、「現代の諸問題と芸術」というわけのわからん科目に、病気休職中の教員のピンチヒッターで「英語史」とか、英文科の英米文学専攻出身者としては専門外のいろんな科目を担当しなければならなかった。

学生さんが退屈しないように映画もアニメもいろいろ利用した。

毎年コロコロと私の担当科目は変わった。ゼミは毎年だけど。

仕事だから、やってちょーらいと言われればやるもんだと思っていた私は、「はあ、そうですか」と抵抗もせずに引き受けていた。

同僚たちは、自分が担当するのに慣れた科目にこだわり、新しい科目を嫌がったという事実を迂闊にも私は知らなかった。アホでっせ。

だいたいが、大学教員は、毎年の担当科目は一定しているのが普通だ。「アメリカ文学史」の担当なら、ずっとそれが続く。

そういえば、同じ講義ノートを何十年も使用する教員が女子大の短大部にいた。英文学史はバージニア・ウルフで終わりだ。1930年代で終わりだ。

桃山学院大学時代の15年間は、自分のcapacityを超えていようが、ともかくするしかなかった。

待遇が良かったので、あまり不満もなかった。凡人は仕事くらいしかすることないしね。他に何をするんだ。

しかし、ついに、このままだと私は癌になると思うほど、疲れ切って、体調が悪くなった。

で、やめておけばいいのに、瀬戸内海沿いの地方都市の新設の公立大学に移った。

広島県福山市の鞆の浦

そこでは、任期制教員や派遣講師とともに運営するインターネット使用の自学自習システムの英語の責任者だった。それと、アメリカを4つの局面(銃文化、清貧の美徳のない文化、結社文化、陰謀論文化)でコンパクトに紹介する科目を担当した。6年間。

つまり、私は、いつもそれまでとは別のことを教える状態になるbecomingを繰り返していた。

思い返してみると、いつも忙しかった。

そのかわりに、新しいことを学ぶことに抵抗は全くなくなった。常に becomingだ。それがデフォルトになった。

苦労はしてみるものだ。いい加減で不毛な苦労でも。

まあ、私はずっとbecomingの状態だろう。完成なし。完成するはずなし。いつも何かに変化する途中。

安定も安寧もないんだ。

そのうちに力尽きて死ぬだろう。それで結構です。

4件のコメント

  1. こんばんは。
    かよこ先生はとても柔軟性がおありなのですね。素晴らしいです。
    私は変わっても平気な部分は流せるのですが、変化が受容できないことにはうまく順応できず、無駄に疲れてしまいます。
    以前の価値観は通用しないことが多くなっている昨今、そうも言ってはいられないのですが。先ほどCSのニュース専門チャンネルで、FIREという新しい生き方の間に特集をしていました。ざっくりいうと、働かないで暮らす生き方です。若いうちに資産運用で財産を作り、ちまちま働かずに過ごすことですが、時間ができるのは羨ましい、でも、なんか怠けているだけにも思えて、見倣いたいとは思いませんでした。
    まあ、そういうのもありなんでしょうけど。
    同じチャンネルで例の夫婦がNYに到着、とbreaking Newsで報道してました。そんなことは知ったこっちゃないのに、何故速報で流すのでしょうか。
    多分VISAなし滞在可能な90日で元姫は戻ってきますよ。長期滞在なら不要な、国際免許証取っていましたから。

    いいね: 1人

    1. コトリさま

      コメントありがとうございます。

      FIREはねえ、自分に一番投資しなきゃいけない若い時期に貯金しないといけないでしょう。お金の価値も変わるしなあ。今の1億円が20年後も1億円の価値があるかわからないし。

      FIREになりたい気持ちはわかりますが、死ぬまで稼げる自分を作っておく方が安全な気がしますね。

      アメリカで何をするんでしょうね、あの2人。若い時間を無駄にしてますよ。20代30代ボケッとしてたら、取り返しがつかないのに。

      いいね

      1. こんにちは。
        いつもご返信ありがとうございます。
        また自分のコメントに誤字を見つけて(打ち間違いの面白変換です)、しょんぼりです。
        そうなんですよ。あくまでも資産価値としての金額なので、いつその株が紙くず同然になるかもしれず、「資産あるしー」で安心してはよくないと思います。
        取材されていた男性は、横国出てから公務員として10年働いて資産を築き、今は月数回のアルバイトとブログからの月20,000円程度の収入で暮らしているのだそうです。働いていた当時、月10万円で生活して貯めて、今でもその暮らしは継続。普通に遊興費まで賄えると解説していましたが、それは彼の感覚での話です。デートでもサイゼリヤとかコメダにしか連れて行ってくれなそうだし、しかも割り勘。きっとそんな風です。人生詰まんなそう、、、、ですし、たまに友だちと会っても「こいつらあくせく働いてバカじゃない」と上から目線でしょうから、きっと友だちもなくします。
        前回のブログに書かれていた「かわいげのある人」の方がずっといいかと。こちらも鋼のメンタルが必要でしょうけど。
        この彼の場合、働いた経験があるからまだいいのですが、FIREを実践しようとしている東北大の学生チームの紹介もされていまして、働く前からこれかよ!とげんなりしました。

        確かに元姫たちは、若い時間を無駄にしていますね。
        NYに行けば自由になるっていう考え方が浅はかすぎて、どこをそうするとそんな30歳になるのか、不思議でなりません。
        もう帰ってこないでね。

        いいね: 1人

      2. コトリ様

        未来の安寧のために今を諦めるというのが、合理主義で、FIREは、その典型のひとつですが、未来が来るかどうかわからないからなあ。

        「しどき」というものがあり、海外旅行は老いて余裕ができてから行っても仕方ないです。恋愛も若い時ならではでしょう。

        でも、それだけほんとうに自由にのんびりしたいのだろうなあ。

        だからこそ、眞子さんカップルみたいに、責任は負わず特権だけ享受して暮らせる人々に批判も集まりますねえ。

        私くらいの年齢になると、「結果は出るから」と眺めていられるけど、若くて生活が苦しい人たちからすれば、親ガチャ失敗と思うのでしょうね。

        いいね

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